「あなたの番です」のHuluオリジナルストーリー「扉の向こう」。
402号室早苗さんのエピソードです。
冒頭、早苗さんのナレーションで始まります。
警察官の夫と息子の3人暮らし、特筆することもない、ごくごく一般の家庭です。」と。
数年前、総一くんの学校でトラブルがありキウンクエに引っ越してきたそうです。
ダンボールで運ばれ、スマホとPCを取り上げられ、さらに部屋に監禁され、総一くんは訳が分からず動揺しています。
早苗さんいわく、「しばらくすると慣れてくれました~」ということです。
部屋から出る際も、早苗さんと総一くんの手をロープで繋いでいます。「最近力が強くなってきてロープだと頼りないから手錠かなー。」など、異常な会話をのほほんとした雰囲気で話す榎本家。
ある日、総一くんが腹痛で倒れてしまいますが、存在を隠しているため救急車を呼べない早苗さん。ダンボールで運び、離れた場所からタクシーで遠くの病院に行きました。
今後のことが不安になった早苗さんは、免許を取ることにします。
また、病院に行く際にまた舞島さんにダンボールを見られたことを正志さんに報告します。
舞島さんには引っ越しの時にも見られているので、バレたらどうしよう..と不安になります。
「その時はもう、そうするしかない。」「そうするってなに..」「怖いことかんがえるなよ」「そっちこそ」と変な空気になる榎本夫婦。
この時から早苗さんの糸が切れたように感じました。
舞島さんは引っ越すことになったので事なきを得ましたが、ある日脅迫状が届きます。
本編でも出ていたものですね。
追い詰められた早苗さんはドクター山際を襲ってしまいます。
その後夫婦での食事シーンがありますが、早苗さんの頭はボサボサ。
普通の会話をしていますが、完全に精神に異常をきたしています…。
ドクター山際の頭部が入ったクーラーボックスは聡一くんの部屋で保管することにしましたが、聡一くんは開け開けてしまいます。本編でもガムテープがなくなっていましたね。
「ふーん。」とニヤリとする聡一くん。聡一くんの異常性も描かれています。
また、最後に早苗さんが「何かおもしろい映画ある?」と総一くんに尋ねます。
貸してくれたのが、「フェイクファミリー」と「マーズインベーダー」の2本。
架空の作品のようですが、意味ありげですね。
早苗さんの「私たちは普通です。」というナレーションが異常なほどに繰り返され、かえって不気味さが増すストーリーでした。
引用元:Hulu