「あなたの番です」のHuluオリジナルストーリー「扉の向こう」。
501号室佐野さんのエピソードです。
今回は、佐野さんが飼っているワニの「本山幹子」さん目線でお話が進みます。
佐野さんが本山さんと生活を始めた時期は「数年前」のこと。
お友だちから「1か月」という約束で預かったのがきっかけでした。
本山幹子という名前も、そのお友だちから聞かされました。
そのお友だちは指を怪我していたので、怖くなって佐野さんに押し付けたのでしょう。
戸惑いながらもお世話をする佐野さん。お友だちの「それ以上大きくならないから」という言葉は裏切られ、本山さんはスクスク育ちます。
ある日玄関先で、隣の部屋から出てきた蓮田さんと会います。
いつもの調子で「え、誰?あ、ここの部屋で殺された人のお化け?わ、しゃべった!急にしゃべらないでくださいよ!」などとまくし立てる蓮田さん。
管理人となった初日の出会いのようです。
「うるさい人って疲れちゃいますよね。」と本山さんに愚痴る佐野さん。
蓮田さんは速攻で嫌われたようです..。
本山さんは佐野さんを慰めようとして、腕を噛んでしまいます。
「僕を噛んじゃだめでしょー!」と憤る佐野さん。が、すぐに「慰めようとしてくれたんですか..」と考え直します。
想いが伝わった、と本山さんは嬉しそうです。
また別の日、玄関先で蓮田さんに会います。
苦情が入っているのでお伝えします、と。
内容は、「501号室から異臭がする、鳥を絞め殺すような声がしてうるさい、甘えた声がしてうるさい」というものでした。
佐野さんは無言でスルーします。
さらに別の日、佐野さんは本当に蓮田さんが嫌いなようで床を転げまわりながら「もーーー、なんなんだよ、あの新しい管理人!」と愚痴を言っています。
ただ、爬虫類ショップでいい人に出会ったと嬉しい事もあったそうです。本山さんの面倒も見てくれるかもしれないと。最初は喜ぶ本山さんですが、その人が女の子だと知り微妙な気持ちの本山さん。
その子が家に遊びにきました。本編にも出ていた、あのゴスロリの子ですね。
佐野さんから本山さんの大きさを聞いていなかったようで、見たとたんに悲鳴を上げます。
「こんなに大きいなんて聞いてない!こんなの怪獣じゃん!」と。
結局「絶対、餌やりなんて手伝わないから!」と家を出ていかれてしまいます。
最後は、本山さんのカミングアウトです。
前の飼い主さんに捨てられた理由は、「人間の肉を食べたがっていることがバレたから」ということだったようです。
佐野さんの腕を誤って噛んでしまったことが、その思いが再発するきっかけになったのかもしれません。
本編であった、木下さんと蓮田さんが家に忍び込んだシーンで、食欲を爆発させた本山さん。
必死に止める佐野さんでした。
引用元:Hulu